前年の初参加では古典音響機器ギャラリーから拝借したエジソン蝋管蓄音器から最新デジタル機器までを展示・音楽再生した。
ユニークな出展が好評だったようで、今年も強い参加要請があった。
果たして今の学生さんにオーディオへの関心は有りや否や、参加すべきか。
参加するならテーマの選定は如何に、理事会で慎重な討議を行う。
結果、地元貢献のためにも参加すべし、テーマは学生さんのふところ状態を鑑みて「ローコストオーディオへのご招待」として「格安、高音質な音楽再生のノウハウ教えます」とした。
当日は雨模様から次第に目の覚めるような快晴に。会場は6号館の6F。
大型の機器は一切持ち込まないので、搬入は当日。8時には理事を始め多くの会員が応援に。
セッティングを着々進める。
再生音源はPC・スマホ・ラズパイ・アナログプレーヤー。
CDプレーヤーは省略。
アンプは中国製真空管6CA7PPと中国製のデジタルアンプ。
SPはビクターのSX3とオンキョーの小型SP。全てコンパクトなものに絞る。
珍しいガラードオートチェンジャーと16回転レコードを展示して新旧対比を際立たせみた。
10時あびこ祭スタート。
お客さまは青年・中年、それにシニアがちらほら。絶え間なくお出でになる。ラズパイ、スマホ・PCオーディオ用ソフトに興味がある方が多く、夏原・鳥居理事が懇切丁寧な説明で対応。
ホワイトボードには為になるノウハウ・情報をズラリ満載。
6号館入口ではビラ配りで呼び寄せ。用意した180枚のビラはあっという間に払底。
急いで80枚を追加印刷。
来場者は100名弱、うち学生さんは数名であった。
6号館各階のブースを見て回るが いずれも大盛況とは言えないようだ。
好天のためキャンパスメインステージ周辺は賑わっているが、各ブースのある6号館まではどうやら吸引出来ていない様子と見た。
午後4時 終礼後撤収。多くの会員の応援と部屋へのアクセスの良さもあり順調に片付く。
狙った学生さん向けローコストオーディオもさることながら、最新デジタルツールへの関心が高い若手、中年それにシニアもいらしたのが印象に残る。
嬉しいことに、後日HPに丁寧な御礼メールをご投稿頂いた来場者が複数おられた。
学園祭で的を絞る難しさを痛感したが、地域に撒いた種はいつか実ることもあるでしょう。
今までがそうであったように・・
イベントのために一隅を照らした各会員の知恵と力と心意気は我が会の何よりの宝物。
学校側の対応も行き届いたもので、有難かった。