①クラリネット五重奏曲 イ長調K.581 1789年9月 ウィーン
楽章構成/ Ⅰアレグロ Ⅱラルゲット Ⅲメヌエット Ⅳアレグレット コン・ヴァリアツィオーニ
どこまでも透明な静謐。クラリネットの持つ温かさと、ふくよかによく歌うカンタービレの魅力が、弦楽アンサンブルと見事に調和しています。
演奏/ ベルリナー・ゾリステン (cℓ) カール・ライスター (1990年録音)
②弦楽五重奏曲 第3番 ハ長調 K.515 1987年4月 ウィーン
楽章構成/Ⅰアレグロ Ⅱアンダンテ Ⅲメヌエット(アレグレット) Ⅳアレグロ
重厚な構えと、奥深いところから輝く堅牢な美の構築は、聴き手を魅了するところが大きい。
③弦楽五重奏曲 第4番 ト短調K.516 1787年5月 ウィーン
楽章構成/Ⅰアレグロ Ⅱメヌエット(アレグレット) Ⅲアダージョ・マ・ノン・トロッポ Ⅳアダジョーアレグロ
悲しみの波長が強く、聴き手の心を瞬時にとらえて離さない吸引力がある。しかも旋律は歌にあふれ、またリズミカルでありあくまで美しい。
演奏/ ②③ともエマーソン四重奏団 (Va)カシュカシアン (1989年録音)