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モーツァルトあれこれ談義  第15回

演奏シリーズ(その1)
映像による室内楽曲編

2018年11月18日

分科会資料
担当 : 佐藤 久男
/三田 公夫

 

モーツァルトの室内楽のジャンルから
味わい深い曲を選びました。

1.クラリネット五重奏曲

①クラリネット五重奏曲 イ長調K.581        1789年9月 ウィーン
楽章構成/ Ⅰアレグロ Ⅱラルゲット Ⅲメヌエット Ⅳアレグレット コン・ヴァリアツィオーニ

どこまでも透明な静謐。クラリネットの持つ温かさと、ふくよかによく歌うカンタービレの魅力が、弦楽アンサンブルと見事に調和しています。

演奏/ ベルリナー・ゾリステン (cℓ) カール・ライスター    (1990年録音)

2.弦楽五重奏曲 第3番 第4番

②弦楽五重奏曲 第3番 ハ長調 K.515       1987年4月 ウィーン
楽章構成/Ⅰアレグロ Ⅱアンダンテ Ⅲメヌエット(アレグレット) Ⅳアレグロ

重厚な構えと、奥深いところから輝く堅牢な美の構築は、聴き手を魅了するところが大きい。

③弦楽五重奏曲 第4番 ト短調K.516        1787年5月 ウィーン
楽章構成/Ⅰアレグロ Ⅱメヌエット(アレグレット) Ⅲアダージョ・マ・ノン・トロッポ Ⅳアダジョーアレグロ

悲しみの波長が強く、聴き手の心を瞬時にとらえて離さない吸引力がある。しかも旋律は歌にあふれ、またリズミカルでありあくまで美しい。

 

演奏/ ②③ともエマーソン四重奏団 (Va)カシュカシアン     (1989年録音)

以上   

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