2011東京インターナショナルオーディオショウ
を訪ねて

AAFC エッセイ 探訪記
掲載日
2011/11/6
文  章
山本一成
 写真提供  

山本一成,、他

 


ShowEntrance

 11月4日に有楽町の東京フォーラムで開催の「2011東京インターナショナルオーディオショー」 に最近の「ピュア・オーディオ」事情を探るために久しぶりに足を運びました。

 4年ぶりの見学で、正直オーディオ業界も衰退の一途を辿っているものと理解しておりましたのであまり変わり映えしないであろうと期待しておりませんでした。

  平日ということもあって入場者も心なしか少なく、全体的に出品会社も少なくなっておりました。ただし日本製よりも輸入商社を通しての海外製品が多く斬新で意欲的なガレージメーカーが多いという別の印象も受けました。

       

  これも予想しておりましたが、ネットワークオーディオというかPCオーディオがどこのブースに於いてもデモンストレーションの中心でした。

  PCオーディオに関しては以前から感じていた硬質で、瑞々しくない、しなやかでなく色気もないと思い込んでいました。
ところが肝心の音を聴くと、ハイレゾリュウーション再生の素晴らしさに驚愕、ここ数年で長足の進歩を遂げていると感じざるを得ませんでした。
  今までの先入観は吹き飛んで、アナログに近づいた音で、更に空気感、空間表現が増し何と気持ちが良いことか。
一遍で考えを改め、新しいオーディオ世界を予測させる私にとって良い意味で期待を裏切る事件でした。

  しかも比較的安価で入手できるところが更に良いところです。(とは言っても、今後、メーカーは何だかんだと理由付けて高級品を売り出そうとするでしょうが・・・。)

  よりよい音で音楽を楽しみたいのが音楽ファン、ヘッドファンやイヤフォンで聞いていた若者も飽き足らなくなって、新しいPCオーディオマニアが増えてくるような予感がします。

  とは言え、このハイレゾ再生も現在は未だ発展途上である様で、来年あたりにはより進歩した形でオーディオ業界の主流になると私は感じました。我がクラブも益々発展する予感がして来ました。
  昔の富士フィルムの宣伝文句ではありませんが、現在の装置にPCオーディオを付け加えることで誰もが今より良い
「それなりの音」になって聴けるのです。音楽を聴くのが文字通り更に楽しくなりそうです。将来のPCオーディオ導入に向けて現在の装置に磨きをかけておくべきだと感じた1日でした。

(かなりの部分に筆者の思い込み、主観が入っている事をお許しください。) 

以  上