3月9日(金)の午後、冷たい雨のなか、山本さんのお誘いで平本氏宅のマンションに伺った。大柄な平本氏がにこやかに迎い入れてくださる。
オーディオルームは手入れの行き届いた10畳の応接兼居間。
氏はステレオホールのHP、ラジオ技術、A&Vヴィレッジ等でHSSを提唱、最近ではネットワークオーディオも研究しておられる。もともとダイナベクターの故富成博士が考案したス-パーステレオを発展、改良して一段とホールの臨場感を再現しようとするものです。
スーパーステレオとは単なる残響付加装置ではなく音場の補填装置なのです。 標準ステレオで失われた音場情報を周囲から補填する方式です。プロセッサーにより特定の周波数群に複雑なディレイをかけ、サブスピーカーから音出しをします。
ホールの臨場感が得られ、メインシステムには全く手を加えることはない。しかしながらこのプロセッサー、調整がとても難しいし、おまけにダイナベクターでは既に生産終了。