新田邸 JBLスピーカー4343の本領発揮

AAFC エッセイ 探訪記
掲載日
2012/4/22
文  章
山本 一成
 写真提供  

山本 一成

 

新田さんのお宅へ訪問するのはこれで何回目だろう。片手は優に超えているはずだ。
実は数週間前にとうとう新田さんご自慢のJBL4343の調子が悪くなり、結果ウーファーのウレタンエッジを修理に出したという事は聞いていたが・・・。

       

この日、修理が上がったからと新田さんからお誘いがあったのだ。今回も越川さんとお伺いした。「今回もとは・・」私を含めた3人は事ある毎に互いのお宅訪問を繰り返していて、いつもオーディオ談義をしている仲なのだ。お互い気がしれているのでその会話はザックバランで遠慮がない。相手の装置を平気でけなし合う、それは辛辣である。特に新田さんと私は張り合っていて、越川さんがそれを大人の行動でとりなすと言うパターンが多い。実は新田さんと私のやり取りも意識してムキになっているところがあり、むしろその会話を楽しんでいると言った方が正しい。なぜ張り合うのか。それは言ってしまえば明白、音の好みが違うからである。音の改善アプローチも違う。だからいつも平行線で折り合いがつかない。折り合いがつかない議論をいつも繰り返していて、それをお互い楽しんでいる構図。何とも知らない人は理解ができないだろう。
さて今回訪問して驚いた。音に以前に増して温かみがあり、開放感があって聴いていて気持ちが良い。越川さんも同じ印象を持ったようである。なぜだろうか?不思議だ、勿論ユニットを交換した効果もあるだろうが、それだけではないような気がする。
新田さんと音で張り合っていると言ったが、もともと新田さんの音は質は高いのだ。何といっても24畳の広さ、加えて優秀な装置群、マルチアンプシステムと全て申し分のない環境。それが分かっているから私も皮肉れているから敢えて張り合っていたのだが。
今までも多くの会員が、新田さんの音を聴いていると思うが、マニアはいつもチャレンジしているわけでいつも同じではない。是非変化したJBL4343の音を聴いて欲しい。
新田さんも喜んで迎えてくれると思う。    

新田さんの装置

ユニバーサルプレーヤ     UX-1         エソテリック
コントロールアンプ       C-2800       アキュフェーズ
チャンネルデバイダー     DF-45        アキュフェーズ
低音用パワーアンプ      MC501        マッキントッシュ
中低音用アンプ         MC500        マッキントッシュ
中音用アンプ          A30           アキュフェーズ
高音用アンプ          A30           アキュフェーズ
スピーカー            4343          JBL(マルチチャンネル駆動)

   

以 上