喜怒哀楽亭は、名門コースで有名なゴルフ場近くの、静かな住宅街のY邸二階にある。店に入ると、吸音材と反射材が、要所、要所に施されており、響きに対するオーナーのこだわりが、ヒシヒシと伝わってくる。
喜怒哀楽亭の訪問は何度もあるが、今回はっきりしたことがある。
ここのオーナーとは、オーディオに関する出発点は、ほぼ一緒。音楽が好き、音にもこだわりが十分ある。と、ここまでは良いのだが、出で来る音の方向性が、まったく違う。私のシステムが存在感と力で押してくるのに対して、オーナーの音は、優しく包み込まれる感じである。これを実感しました。以前よりオーナーは、事あればホールトーン、ホールトーンと言っていたが、今までは、何かしっくり来なかった。でも今回は違った、私の見解であるが、システムがオーナーの理想に一歩近づいたと思われる。