テクニカ・ギャラリー見学会

AAFC エッセイ 探訪記
訪問日
2012/07/27
文  章
後藤 榮一
 写真提供  
越川、佐藤、後藤
 編  集  
堀端 俊雄
 

  7月27日(金)猛暑の中、本年度最初の見学会として会員有志
15名で町田市のテクニカ・ギャラリーを訪れました。同所は、小田急町田駅から少し離れた成瀬に在り、1977年にエジソンの蓄音機発明100年とオーディオテクニカの創業15周年を記念して開業した日本で最初の蓄音機博物館です。館内にはオーディオテクニカの創業者松下氏が世界中から収集した約200台の蓄音機の中から厳選した100台(エジソンのろう管器から名器クレデンザ等々)の蓄音機が展示されています。

                                                      
   一同は、午後1時過ぎに到着後、早速見学開始。館内では大半の蓄音機がその場で聴くことができ、夫々の好みの蓄音機の前で立ち止まり館員に尋ねていました。 いくつかの蓄音機から楽曲が紡ぎだされ、それに耳を澄まし聴き入る会員諸氏の表情は、さながら好きなおもちゃを前にした子供の嬉々とした表情そのもの。珍しい2本アーム搭載のウルトラフォン(ドイツ製の疑似ステレオ?)や盤のオートチェンジャー機能を備えたHMVオートマチックモデル等、蓄音機は2部屋に展示されている。
数台ゆったりと置かれた視聴室では、当時の高級住宅一戸分の値段がしたとの名器ビクトローラ・クレデンザを聴くことが出来ました。

 
蓄音機また蓄音機
 

音だし御願いします!

   
 
   ステレオの元祖? ウルトラフォン
 
SPレコード自動交換モデル
   
 
憧れの名機クレデンザでリクエスト
        名機クレデンザ

 
偶々、見学?視聴に来ていた方(近在のご夫妻)がビクトローラで持参のSP盤をかけており、会員諸氏、これ幸いと次から次へとリクエストをお願いし、快く楽しませてもらいました。因みに聴いた盤はサッチモの「ラ・ビアン・ローズ」、クロスビーの「ホワイト・クリスマス」、ザビア・クガートの「テキーラ」等々。2時間余の見学後、当然の成り行きとして帰路都内で暑気払いを兼ねた懇親会となりました。ようやく飲めると店に入る前から一段と顔がほころぶ参加者一同、文字通りAAFC(アルコール・ファンクラブ?)らしく大いに盛り上がり暑気を愉しく払うことが出来ました。

    
            かしこまっての記念撮影                                 懇親会へ足どり軽く顔が綻ぶ諸氏

以  上