参加人員:赤田 勝彦、小川 直孝、越川 健、高橋 敏郎、山本一成、林 英彦、堀端 俊雄、
加瀬 俊二、鳥居 康信、髙信 清美、島 剛 (計11名)
第1日:天気晴天
厳選された紳士10名?、新宿9時発白馬行き高速バスに乗車、予定より早く白馬八方。
迎えのバスでシャモニール到着。少し遅れて島1人、車で別途到着。
さて過去幾多の訪問で慣れ親しんだ「ウエスタンSP」は何処にも無く、その後の壁面には薄い布が覆われ背後にアルテックA-7、柔らかな音が奏でられておりました。
暫く聞いた後、恒例の温泉訪問「白馬塩の道、倉下温泉」に入湯。季節は紅葉真最中、温泉の周りの山々は晩秋の面影濃く落葉の始まりでした。温泉は塩分・鉄分を含む湯で地下から湧き出た直後は透明ですが酸化し、茶褐色の湯となって浴槽に注ぎ込み、最近流行りの都市近郊の無理やり温泉とは違い、遥々来た大自然の恵みを感じさせる物でした。
さて、シャモニールに戻り歓談、雑談、主題は「ウエスタンの来し方、行く末」です。出番は新田オーナーの半生に纏わるオーデイオ人生です。
30代半ばでのウエスタンとの出会い、購入の決断、以後の経過、人生の紅を感ずる時期に第三者からの購入意思の申し出、殆ど劇的恋愛物語の趣です。いわば最愛の娘を嫁がせる心境だったのでしょう。そのオーディオ人生の達観は誇張を省き簡素な装置できく音の素晴らしさを追求する姿を予想させるものでした。
夜深くその語り部は決して完璧なる達観では無かったですがこれから又、違うオーデイオの真実一路を探求する姿でした。
夜も更け参加諸子のオーヂ論議は深まるばかり夜の帳はなかなか下りずアルコールの酔いに身を任せるその日の落日でした。
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第2日:天気快晴
今日も秋日よりの一日でした。
新田オーナーのご厚意で本日は白馬連峰散策の旅でした。
初めは栂池ロープウェイ&ゴンドラ利用の紅葉狩りです。
栂池高原駅で乗車券購入、ロープウェイで途中駅までです。周りの山々は紅と黄色の織りなす錦絵、遥か向日に戸隠連峰、南アルプス、八ヶ岳連峰、富士山等々、快晴の成せる技に感激です。さて景色に見とれ途中駅・栂の森駅を降車してゴンドラに乗り換えるために少し歩いて栂大門駅に着きました。
全員参加、全員乗車のハズ。
突然O氏が切符消失との宣言、在るべき切符が無い、財布、懐、上着等々の探索にも関わらず大騒ぎの出来ごとでした。
セレブO氏、再度財布の中を確認、ダブツク紙幣の中に発見、珍事に至らずセレブの一人芝居で終わりました。
幹事としてゴンドラ乗務員に「加齢に拠る乗車券紛失」との交渉をも考えましたが、ともかくも一興の出来ごとでした。
さて全員無事にゴンドラに乗車して自然園駅に到着。山麓と違い時すでに初冬の趣で駅付近は落葉、山の頂きは数日前の初雪で雪化粧、赤い岩肌、雲一つない天気に照らされた白馬山系は印象的でした。
自然園入口付近を散歩、帰途のゴンドラ、ロープウェイは素晴らしい錦絵の再確認でした。
栂高原駅で下車して何時もの蕎麦屋.林檎舎に直行、残念ながら本日休業で初めての蕎麦屋:蕎麦酒房 膳にて昼食。
さて次は絶景探訪で白馬村・松川に架かる白馬大橋から見上げる白馬山系でした。ロープウェイで眼下に見下ろす錦絵と違い川幅の広がりから見上げる景色は山頂の初雪、赤い岩肌、紅葉の樹林帯、日本アルプス絶景紅葉の大パノラマを満喫しました。
散策、記念撮影を後に今宵の宿「シェラリゾート」に到着です。
昨年に続き待望の極楽温泉体験です。「シェラリゾート」の温泉は白馬山系を借景にした絶景風呂です。湯上りの後、ロビーには無料のワイン、コーヒー、キャンデイー等が置かれ日本流「御持て成しの心遣い」が見られ晩餐の前の心嬉しい一時でした。
ワイン、コーヒーを飲みながらガラス越しにライトアップされた紅葉は夜の黒、華やかな紅の対比で美しい日本の秋を象徴する絵葉書模様です。
晩餐は仏蘭西料理のフルコース。これにはシャモニール・新田オーナーも参加しました。料理は前菜から始まり魚、肉、デザート、コーヒー、平均年齢70歳有余念のメンバーは出された量に青息吐息、御蔭でビール、ワインの注文は少なく紳士の振りまいで酒豪の影は無くアルコール新入生でした。湯上りのワインの効きがよすぎたのでしょうか?食事で満足、酔いは回り夜の静けさが進行し今宵の宴は静かに終わりました。
第3日:又、又快晴
昨夜の晩餐と同じ場所でバイキングの朝食、実に豊富で色とりどりのメニューが揃えてありました。朝食を終えた後、全員で帰途の前にホテル前庭で記念撮影、入口に御持て成しの看板がありました。
散歩等で小腹のすいた方にはおやつが置いてありました。
大きなお腹の某氏、「表示をみて昨夕到着の際のチマキを思い出し、食べ損じに大きな後悔を吐露」、案内には「小腹のすいた方へ」、大腹、太っ腹、中バラ、三段バラ、二段バラの人は対象外?と理解すべき。某氏今朝の御持て成しは無しで愕然!
さてそんなユーモア的解釈も終わり送迎バスが到着、島以外乗車。
不肖、私目がホテルマンとともに見送りさせて頂きました。
こんな風で熟年紳士?、全員無事に、怪我も無く帰途に着きました。
(島記)
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