Technics SB-7を使用しての
冨田 勲
Vivaldiの再生

AAFC例会資料

2016/05/29

担当 : 清水 俊一

 

冨田 勲 (とみた いさお、1932年4月22日 - 2016年5月5日)

新日本紀行[オープニング・テーマ~祭りの笛](NHK紀行番組/昭和38年~57年)
    /日本の素顔(NHKドキュメンタリー番組/昭和32年~39年)
    大友直人指揮 東京交響楽団      BMG  RCA   BVCF-1525

Antonio Lucio Vivaldi (1678年3月4日 - 1741年7月28日)

17世紀末ヴェニスの床屋の息子として生まれたVivaldi。父の勧めで司祭になる勉強を15歳で始め、25歳で司祭になります。しかし、26歳の時、ミサは出来ないと宣言し、専らピエタ修道院の音楽教師として活動します。孤児の女子のために生涯500以上の協奏曲を書き残しています。その中の一曲、これは後に四季の冬の第二楽章に転用されました。またFM放送初期の「音楽の絵本」(串田孫一)という番組のテーマ曲としても記憶されている方も多いかと思います。

1. リコーダー・オーボエ・ヴァイオリン・ファゴットと通奏低音のための室内協奏曲
   ニ長調RV94    第2楽章  3:45

2. リコーダー・オーボエ・ヴァイオリン・ファゴットと通奏低音のための室内協奏曲
   ト短調RV105  第1~3楽章 9:17
ミカラ・ペトリ(リコーダー)、ハインツ・ホリガー(Ob)、フェリックス・アーヨ(Vn)
パスクァーレ・ペッレグリーノ(Vn)、クリスティアーヌ・ジャコッテ(Cemb)
クラウス・トゥーネマン(Fg)、トマス・デメンガ(Vc)、ジョナサン・ルービン(テオルボ)
1983年5月23-28日 スイス、ラ・ショード・フォン       PHLIPS 411 356-2

現代の名手達の演奏からも当時の孤児院の女子たちの技量の高さが偲ばれます。
Vivaldi33歳の時、アムステルダムの出版社から出した協奏曲集「調和の幻想」作品3は大ヒットとなり、同時代のバッハは多いに刺激を受け12曲中6曲編曲しています。バッハ編曲の存在が1950年ころからのVivaldi の急激な復活を導いたと言えます。Vivaldiは死後数年で忘れられその後200年殆ど演奏されることのなかった幻の作曲家でした。

3. 二つのヴァイオリンとチェロと弦楽合奏の為の協奏曲 ニ短調  10:10
   (作品3「調和の幻想」 第11番 RV565)
ルドルフ・バルシャイ指揮モスクワ室内管弦楽団
1962年6月30日 ロンドン     LONDON POCL-4538

(参考 J.S.バッハ オルガン協奏曲 ニ短調 BWV596 冒頭部分 
オルガン:マリー・クレール・アラン ERATO WPCS-10448)

4. ファゴットと通奏低音のための協奏曲
  ホ短調RV484 第1楽章   4:11
堂阪 清高/バロック・バスーン  有田 正広/フラウト・トヴェルソ
本間 正史/バロック・オーボエ  東京バッハ・モーツァルト・アンサンブル
1992年6月22-26日 府中の森芸術劇場     DENON COCO-75198

5. リコーダー・オーボエ・ヴァイオリン・ファゴットと通奏低音のための室内協奏曲
   ト短調RV107  第1楽章  2:10
イル・ジャルディーノ・アルモニコ/ジョヴァンニ・アントニオーニ指揮
1992年6月  ルガーノ RTSIスタジオ     TELDEC 9031 74727-2

 

チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)
6. 歌劇「グリゼルダ」RV718  二つの風に乱されて   7:07
チェチーリア・バルトリ/ライブ・イン・イタリー     DECCA UCBD-9006
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
1998年6月 ヴィンチェンツァ テアトロ・オリンピコ 

使用スピーカー
Technics SB-7 \60,000(1台 1979年頃)

ハニカム平面振動版を採用した3ウェイスピーカーシステム。
高域には全面駆動リーフトゥイーター。125kHzという超高域再生能力とともに、20W(RMS)の連続正弦波入力にも耐える高耐入力を実現。


 以 上

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