ベートーヴェンのピアノ・ソナタは料理で言えば「ビフテキ」です。重く消化が悪く胃に負担が掛かり珠に食べるのが良いように私には思えます。
暫くぶりに聞くこの曲に言わば重く負担が掛からない楽章を自分流に選んでみました。
ベートーヴェンの音楽の特徴である有機的、論理的表現とは別にその時々に垣間見せる感情的、感傷的美しさは殊更に聞こえます。
夏の暑さには適しませんが季節の変わり目に心慰める音楽として聞きたいと思います。
1.『選帝侯ソナタ』第2番ヘ短調WoO.47-2 第2楽章 アンダンテ 6:18
演奏:アルフレッド・ブレンデル 13歳の作品、
2.ピアノ・ソナタ第1番 ヘ長調Op.2-1 第2楽章 アダージョ 4:36
演奏:マウリッツ・ポリーニ
3.ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調Op.2-3 第2楽章 アダージョ 6:30
演奏:マウリッツ・ポリーニ
4.ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調Op.7 第2楽章 ラルゴ 7:20
演奏:マウリッツ・ポリーニ
5.ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」Op.13 第2楽章 アンダンテ・カンタビーレ 4:38
演奏:マウリッツ・ポリーニ
6.ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調「ヴァルトシュタイン」Op.53 第1楽章 10:16
演奏:マウリッツ・ポリーニ
7.ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2 第1楽章 アダージョ・ソステヌート 6:26
演奏:アンネ:オーランド
8.ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 第3楽章 アンダンテ・モルト 12:42
演奏:マウリッツ・ポリーニ