■略歴
・ 1876年スペインのベンドレイで生まれた。
20世紀最大のチェリストで、指揮者、作曲家
・ 4歳からピアノを、11歳からチェロを学び、バルセロナ市立音楽院に進んだ。
・ 1896年、演奏活動をスタートさせ、世界中でソリストの他、コルトー、ティボーとのトリオなどで活動。チェリストとしては従来の演奏法を劇的に改良し、バッハの「無伴奏チェロ組曲」を芸術作品として蘇らせた。
・ 指揮者としては、1920年バルセロナで「パウ・カザルスオーケストラ」を私財を投じて創設し、1936年スペイン内戦勃発まで活動した。同時にヨーロッパを中心に多くのオーケストラを指揮した。
・ 戦後はプラド音楽祭、プエルトリコ・カザルス音楽祭、マールボロ音楽祭等を指揮している。1973年プエルトリコで死去した。
■プログラム
1 J.ハイドン(1732-1809)
・ 交響曲第94番ト長調 Hob.Ⅰ-94 「驚愕」
第1楽章、第2楽章(一部) (12分程度、1967年録音 SONY)
2 J.S.バッハ(1685-1750)
・ ブランデンブルグ協奏曲 第5番ニ長調 BWV 1050
第1楽章、O.ガルブランセン(F)、R.ゼルキン(P)、A・シュナイダー(V)
(10分49秒、1966年録音 SONY)
3 W.A.モーツアルト(1756-1791)
・ 交響曲第35番ニ長調 K385「ハフナー」全曲(4楽章)
(21分2秒、1967年録音 SONY)
すべてP.カザルス指揮、マールボロ音楽祭管弦楽団