音楽家は楽器で音楽を演奏し、その技量、音色、解釈などを聴かせて聴衆を楽しませます。
楽器によりその音が違いますから、演奏者は楽器の選定に気を使い良い楽器で演奏しようとします。
良い楽器は当然、高価で手に入りにくくなります。
特にバイオリンなどは希少価値があるので手に届かないほどの高価なものです。
ストラディバリウスなどは数千万から、10億円ほどもの価格で売買され最も高価な楽器といわれています。
1700年代のものは数が限りがあり楽器としての寿命があります。
ストラディバリウスなどの名器は全て所在、所有者が判明しています。
バイオリンは木製なので湿気、振動など取り扱いにより寿命が異なります。
あと数百年でバイオリンの木材が劣化して名器で無くなる可能性があります。
バイオリンの中でも有名な名器は所有者などの綽名で呼ばれているものがあり特に珍重されています。
欧米などでは篤志家、財団などが出資してよい楽器を購入し才能のある音楽家に貸与し育成する団体が多数あります。
3年間、無償でコンクールに入賞できれば誰にでも名器が貸与されるシステムは若い音楽家にどれほどの恩恵を与えてきたか計り知れません。
今日はその選考に至る過程を描いたドキュメンタリー番組で、カナダの放送局の制作です。
普段、私たちの目に触れない音楽家の裏側の世界をご覧ください。
このリンクをクリックするとNHKの番組紹介のページが表示されます
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=170215