AAFC例会資料

午後の部

ELP社 レーザーターンテーブルを聴く

2010/2/13

担当 : 佐藤 久男
      稲垣 慈見
撮影 : 脇田 隆夫

  2月13日(土)のAAFC例会の後、午後の特別例会としてELP社のレーザーターンテーブルを聴く会を開催した。
昨年度末から計画していたが、やっと実現した企画で、外部からの参加者数名を交え30人弱の聴衆が集まった。千葉社長、深野部長から開発の経緯、特徴などの説明後試聴が始まった。

 

元GEからELP社を起業された千葉社長の熱弁
 

レーザーターンテーブル

会場に来た会員は名前をきいて知ってはいたが、聴くのは初めてというメンバーばかりである。予め会員各位から聴きたいレコード(SP,LPなど)を数十枚持ち寄って貰い予定表に基づき順番に試聴した。

試聴プログラム 製品紹介カタログ 音溝断面図 ELP社へのリンク

予め専用のクリーナーでレコードを洗浄しておかないと、ゴミによる雑音を拾いノイズが出るため、旧い傷んだレコードは3〜5回洗う必要があるそうだ。  次回からは簡単に刷毛で付着したゴミを除去する程度で良いという。未洗浄のレコードではノイズがあり耳障りだったものが、洗浄後はノイズが激減し聴きやすくなった。

千葉社長の熱弁が続く
満員の傍聴席
ドイツ製のクリーナーでディスクの清掃

カッティングの形状が異なるためレーザーの追従が上手く行かないレコードもあるが、爽やかで大音響でも歪みが無く見事な再生音を聴かせてくれた。

付着したゴミはレコード針では押しつぶされて小さくなるが、レーザーではそのままの形状でトレースされるためノイズが大きく聞こえる。  このため事前のクリーニングが非常に大事になるという。

千葉社長と深野氏の共演
やっと深野さんの出番が来る?
清掃されて再生の順番待ち

通常のレコードプレーヤとの比較やCDとの比較、CDとの瞬時に切り替え試聴、非常に旧いレコード、傷ありのものなど各種のソースを聴いた。

クラシック、ジャズ、ポピュラーなどの各分野、ピアノ、声楽、フル編成の管弦楽、太鼓、三味線などの比較が出来た。

百万円を超える価格が難点だが、世界でただ一つというレーザーターンテーブルは簡単には手に入るものではないが、マニアには堪らない魅力かも知れない。

会員の中から現在のプレーヤーが壊れたら、これを購入したいという声も出て、4時間に亘る試聴会は大盛会のうちに無事終了した。

さいたま市から遠路来ていただいたELP社の方々、企画・計画をした会員各位に心から感謝申し上げる。

以上

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